田上鍼灸院

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健康話 

健康に関する事を徒然に綴ったお話です~



《健康話『実は私・・・、ウルトラマン!』》

 ご存じの方もおありかと思いますが、私は前立腺がんの治療中です。正確に言えば、重粒子線とホルモン制御による治療を行い、終了。現在は再発と転移の有無に目を光らせながら、治療の副作用と仲良く格闘中です。
副作用の症状としては、関節、特に指やひじの痛み、下肢のむくみ、痛みとむくみによる動作制限、更年期マダムが経験するホットフラッシュ。ちょっとした動作で、大げさな動機息切れの発生。それから筋力が落ちて力が思うように出ません・・・、と書くとえらく大変な目にあっているみたいですが、どれも想定内の反応ですし、ちょっと気を付ければ人に悟られずに済むほどのものです。対処にも慣れましたので、仕事は十分できます。
一般に抗癌治療は、吐き気・頭痛・抜け毛・食欲減退・激やせなどがイメージされますが、私にはどれもございません。ございませんどころか、運動できないくせに食べ過ぎて、5キロも成長してしまいました。あ、それにおっぱいが少し色っぽい形状になったかな? 私は歳の割にホルモンが多かったのか、制御の影響が大きかったみたいで、治療の影響が若干大きいようです。
周囲の皆様に承知していただきたいことが、ございます。私の筋肉は、すぐに疲れます。でも、少しの休憩で復活します。私の息が上がっても、やたら汗を拭きまくったりしても、どうということはございませんので、気にしないでください。仕事ではさほど筋力を使いませんので、先に申した通り、さして支障はございません。ご気分を害されるかもしれませんが、どうぞご容赦くださいませ。
ちょっと難しい話になりますが、私の体は無酸素運動の割合が、異常に増えています。ちなみに、脂肪燃焼に有効と言われる有酸素運動は、例えば少し速めの散歩や、息が上がらない程度のジョギングなどです。私はそんな有酸素呼吸で行われるべき運動で、息が上がります。誰かと一緒に街を歩いていても、無酸素スイッチが入ったら、私だけ階段を駆け上がったみたいにゼーゼーになり、大汗をかきます。
いろいろ試してみた結果、階段20段、急登坂10秒、ユル登坂30秒、自転車立ちこぎ10秒・・・という風な運動制限があるようです。がむしゃらにやって、最大3分。
《最大3分!・・・!》 突然、私に天から声が下りてきました。「ウルトラマンの光エネルギーは、地球上では急速に消費される」・・・ウルトラマンが怪獣と闘い、カラータイマーが点滅し始めたときのナレーション。ぴったし! これ、私のためのナレーションです。
かつてⅯ78星雲で超新星爆発により滅びかけたウルトラの星の人々は、科学者たちが作った人工太陽を核とした地底で暮らしている。ある時、その人工太陽のプラズマスパーク事故で偶然発生したというディファレータ光線を浴びてしまった数人の科学者が、体に致命的なダメージを受けたかと思いきや、逆に光線をエネルギーとして取り込み、巨大化・怪力化・スペシウム光線照射・飛行などのウルトラ能力を持つに至った。これがウルトラマンの誕生秘話です。
ディファレータ光線は地球上でも、普通放射線のように宇宙からわずかに降ってくるが、極めて少ない。それが、ウルトラマンの地上での活動時間が短い理由です。実はウルトラマンの胸にあるカラータイマーは、タイマーではなく、エネルギー残量計なのです。
私は検査と治療で放射線・磁力線を浴びていて、それは結構な量です。最後は光の70%という高速の炭素原子核を、3週間浴びています。ここまでお読みいただいたら、私の言いたいことが想像できませぬか?(ドン!) 私に、身体強化・怪力・巨大化などの能力が、何か発生してもおかしくないではありませぬか!(ドン!) それがならぬのは、きっと何かが、私がウルトラマンになるのを邪魔している。 今のところ、私がウルトラマンに少しでも、いえ、無理やり似ているのは、活発活動時間が3分ほどだということだけです。
しかしウルトラマンにない能力が私にはあります。エネルギーが3分で切れても、私は1分も休めば復活できるのです。ウルトラマンは、ウルトラの母などに救助してもらわねば、自力では復活できません。 私はトレーニングのやり方を考え直しました。もともと、軽いランニングや腕立て伏せをやっていたのですが、できなくなっていました。それを思い切って、無理やり走ってみました。実際は走れないので、ぶざまにヨタヨタ走ってみたら、案の定、全身がしびれて半失神。でも、30秒ほどで、なんと復活。で、また走った。すると、アララ、ダッシュできるではないか!! インターバルを入れたら、トレーニングができる。
試行錯誤の末、ダッシュに至るためのいい加減なルーティンが出来上がりました。以前のことを思うと、何でもない運動がしんどいですが、それを言っちゃあおしまいよ。週に5日のトレーニングの結果、先に書いた運動の限界は、ほぼ2倍に伸びました。わずかですが、細胞内のミトコンドリアが少しだけ復活した実感があります。もしかしたら、スペシウム光線も発射できるかもしれないと思って、毎日トイレでポーズをとっていますが、こちらは手ごたえはありません。復活、いや変身の日は、やがて来る。 ウルトラマンよ、私に新しい力が生まれるまで、しばし待っていてくれ! その日が来たら、ともに地球を守るために戦おう!


《健康話『《ダッキュべ》(訳:ラッキョウを食した結果、発生するおなら)』》

昨年の末頃、ある患者さんが鳥取土産に「ラッキョウ漬け」を持ってきてくださいました。以前にも取り上げたことですが、私の故郷の鹿児島は、鳥取に次ぐラッキョウ生産日本第2位です。そして、県民の皆さんはラッキョウ大好きで、おいしいラッキョウ漬けができることは家の誇り。お嫁さんにとって、家のダッキュ漬けはいち早く習得すべき「家風」の一つです。(ただし、これはふた昔ほど前のこと)
    ところで、鹿児島には「ダッキュイッチョに、屁六十」という諺があります。念のため解説しますと、「ラッキョウは美味しいけど、一つ食べると、おならが60発出ちゃいますから、大事なことを控えているときは食べちゃあだめよ」という戒めです。と言いますのも生成される気体の量が多いだけでなく、臭いが玉ねぎ・ニンニク系のなにが熟成ねじれたもので、万が一、例えばエレベータの中で事件が発生した場合、それはもう、大変悲惨な状態になります。
 ところがところが、以前述べた際にも申しましたが、私が当たり前と思っていた悲惨な「ダッキュベ」は、鹿児島以外では、どうも存在しないようなのです。北海道から沖縄まで、全国のどこの方にお聞きしても、「なに?それ!」でした。ラッキョウを食したのちの悲惨な出来事など存在しないと、だれもがおっしゃるのです。一方、サツマイモを食した結果の屁については「あるある!」というか、全国共通の常識で、また「サツマイモ由来の屁は、豪快かつ軽快で、臭いも少ない」というのも、全国共通の認識でした。
ところで鹿児島では、サツマイモ由来の屁を「カイモべ」と申します。また解説しますと、サツマイモは薩摩から全国に広がったということで名付けられたと言われていますが、薩摩には唐(カラ)あるいは韓(同じくカラ)の国から伝わったので、薩摩では「カライモ」(発音はカイモと聞こえる)なのです。
で、この度、私自ら被験者になり、真剣に人体実験しました。連続3日間、鳥取ラッキョウを1日15個食し、事後に出現する現象を観察。数日おいて鹿児島ダッキュを同量同期間食し、現象観察・比較。・・・で、結論を申せば、「かの諺は、正しくない可能性が高い」です。臭いもなければ、発生する気体量も有意には増えませんでした。 えっ!何です?「臭いはあるだろ!」ですと?
オッ、オッ、オッ!しばしお待ちを・・・。
はい。幸運にも最新データをご報告できます。無臭に近いが、強いて申せば、時節柄か・・・、若葉の香り・・・。また、ダッキュベの諺の否定材料が増えました。え?ウソつけですと? ご指摘、否定はしません。確かに私の鼻は経年劣化で、いろんな匂いがわからなくなってますものね。
ですから~、いつも言ってるでしょ!実験に参加してくださいな。もともと私の場合、調子が良い時には芳香を含んでいますので、サンプルとしては適していないというご指摘を受けても仕方ありませぬ。私はこの諺に未練があります。ラッキョウは私が用意し、産地を伏せたブラインドテスト。また、実験参加者のプライバシーは、当然守ります。「誰それさんが、実験中に自分の臭いで失神してしまった」なんてことがあっても、言い触らしませぬ。ですから、ねえ~ねえ、どうぞ、実験しましょうよ。




《健康話『二日酔い 続編』》

以前にもこの欄に登場したことのある、はーい! 『二日酔い』です。
二日酔いは誰もが知っている(いえ、知らない方もいらっしゃいますね)辛―いものですが、専門家によると、その機序は驚くほどわかっていないのだそうです。そしてこれは驚くほどのことですが、二日酔いはアルコール中毒のプチ禁断症状と言ってよく、繰り返すと正式にアル中に昇進するのだそうです。そう言えば、迎え酒でましになるし、「もう酒は飲まんぞ!」と誓っても、一日持たないもんね。
わかっていないというのは、例えばいつもと同じだけ飲んでもなったりならなかったり、お酒の種類でなぜ症状が違うのか、ちゃんぽんがなぜいけないのか・・・、これ、満足には説明できないとのこと。 一般には、アルコールの量が多すぎて分解処理能力が追いつかず、アセトアルデヒドという毒ができてしまうからだと言われますが、二日酔い親父の血中にはアルデヒドはほとんど検出されないのだそうです。
体の中で起きている出来事については、ずいぶんわかっています。例外はありますが、低血圧・低血糖・低体温・脱水症、どれも過ぎれば致命的なものになりかねません。私たちの脳は、とてもデリケートで大事なものですから、悪者に侵入されないように厳しい関所があります。覚せい剤などは特定部分をたくみに破って悪さをしますが、アルコールは特定ではなくオールマイティの通行手形を持っています。どこにでもスカスカに侵入できちゃいますので、脳は大混乱。酔うという段階で、快感・苦痛・興奮・沈静・・・、これらが団子になって押し寄せ、度を過ぎればめでたく二日酔い。早く悪者に出てもらうためにオシッコを増やすし、アルコールが勝手に燃えてくれるので燃料は不要とみなされ低血糖になります。早く酔いを醒まそうと熱湯風呂やサウナに行く人がいますが、脱水が進み危険なだけで、アルコールの分解が早くなるわけではありませぬ。
早く元気になりたければりんごやみかんを食べ、スポーツ飲料3倍薄めを飲むのが良いようです。果実の甘さである果糖はすんなり吸収される単糖類で、ビタミンCもいいですね。
予防で効果が確認されているのは、お酒の間にお酒と同量の水を飲むことだそうですが、「同量」は現実的ではありませぬ。では「反省!」・・・、これは効果ないと思います。
そして、はっきり分かっている予防法は「飲まない」ですってば!
健康話《三陰交(さんいんこう)》
以前にも紹介したことがありますが、脛の内踝(うちくるぶし)から指三四本上の骨の際に三陰交、別名「女三里」と呼ばれるツボがあります。別名で想像されるように、女性の疾患(pms・生 理痛・更年期の様々な症状など)に、私はまずこのツボを試してみます。他に男女共通で浮腫(むくみ)やオシッコ関係の不調によく使われます。よく使われるのは、よく効くからです。
最近テレビで「頻尿に効くツボ」として紹介されたということで、よく質問があります。鍼じゃなくてもエレキバンや指圧で、十分効果が期待できます。指圧の場合、踝から頚骨の内縁を5秒ほど圧しながら1cmずつ膝に向かってずらしていくと良いでしょう。たぶん上から7~10cmくらいの場所にも圧痛点がありますので、そこではしばし留まって、ゆっくり押してください。これを三回くらいを朝昼晩の思いついたときに繰り返す。個人差はありましょうが、二週間くらい続けると一回の尿量が増え回数も減るでしょう。ただし男性の前立腺肥大による頻尿には、著効は無いかもしれません。その場合は、別の手段を考えねばなりません。
なお「指三四本」とはいい加減な表現ですが、正確なツボの場所は表示の場所ではなく、押さえて「うっ、そこ!」という感覚があるところです。押す強さは「イタキモ」です。青あざができるほど押してはなりませぬ。青あざができるほど押してはなりませぬ。


《脱水症の意外?その2冬の脱水》
冬になると、「こむら返り」の患者さんが増えます。ここ数年の間に、薬局では冷え対策グッズと共に、漢方薬のコマーシャルも結構目にするようになりました。厳格なことを申せば、私は鍼灸師の資格ではお勧めは出来ないのですが、「芍薬甘草湯(しゃくやくかんぞうとう)」をこっそりお勧めします。痙攣(こむら返り以外にも手足の引き攣り・しゃっくり・内臓の痙攣など)に、速効で効きます。逆にすぐに治らなければ、体全体の不都合がある可能性があります。例えばカルシウム不足や疲労の蓄積、それともうひとつ忘れてはならない原因が、『脱水』です。スポーツの最中の痙攣は特にそうで、水分補給で治ってしまうことが多いのですが、一般の痙攣も脱水症が原因である場合が多いのです。冬の脱水症については前回も、もっと以前にも取り上げたことがありますが、私の周りでは改善されていないようなので、今回改めて取り上げることにします。
 最近ではずいぶん水分補給がうるさく言われるようになり、水筒を持ち歩く人が増えました。それがファッションっぽくなっている感もあるほどです。ただそれは、夏の話。寒くなると、ほとんどの人は水を強いて飲まなくなります。その結果血液はねちっこくなり、筋肉細胞への酸素・エネルギー補給道路も渋滞、信号の変調を来たすのです。
 ちょっと考えてみてください。現代社会の冬は、外は寒くても屋内・移動の車内・仕事場のほとんどは、じつはそう寒くはありません。試しに「イヤー、今日は寒いですねー」と言いながら部屋に入ってこられる患者さんの背中を触ってみると、流れるほどではありませんが、結構な汗をかいていらっしゃることが多いのです。
 活動が盛んな昼間は、汗が多い夏ほどではありませんが、意識して水分補給が必要です。問題は夜です。 夜間のこむら返りは、若者より高齢者が圧倒的に多いのですが、彼らは前立腺肥大や過活動膀胱などのせいで、夜間頻尿の悩みを持っています。そしてそれを避けるために、夕食以降は昼以上に水を飲まない傾向にあります。ところが就寝中も汗は出て、尿となった水分も減ります。ただ、夜はたくさん飲む必要はありません。ほんの一口、喉を潤すだけでも、血液の流れは格段によくなるそうです。トイレに起きたそのとき、次のトイレの心配をなだめ、ほんの一口の水を飲んではいかがでしょうか?(*水分補給のためなら、緑茶やコーヒーなどカフェインを含むものはいけません。あ、それにビールも。いずれも利尿作用があり、飲んだ水分以上に、尿として水分を体外に出してしまいます。 *前回の『脱水症の意外?』参照)

 人の体は「水で出来ている」と言ってもいいほど、私たちの体には、一定の水分が保たれる必要があります。特に子どもは寝ているときでも頭に汗をかいていることがあり、水で出来ていることがよくわかります。いつも喉が渇いていて、しょっちゅう水を飲みます。反対に歳をとると、だんだん水を飲まなくなり、体から・・・、人によっては心からも水気が少なくなってきます。気をつけましょう!



《脱水症の意外?》
「脱水症」についてのお話です。以前、意外な冬の脱水症について述べたことがありましたが、夏はどなたも気をつけていらっしゃいます。スポーツ選手も、昔のように「根性」で喉の渇きを我慢させられることはなくなったようです。ここ数年は水分の補給がかなり注意されており、水筒を持ち歩く人が増えました。
しかし、落とし穴があるのを忘れてはなりませぬ。「水筒にお茶を入れて持ち歩き、いつも飲んでいるから大丈夫」・・・はいけませぬ。水筒でなくとも、水代わりのコーヒー・紅茶は、脱水の予防にならないことがあるのです。緑茶などに含まれるカフェインには、利尿作用があります。つまり、飲んでも体に溜まらず、尿として出て行きやすいのです。同じ効果のあるビールを思い出してください。飲むとトイレが近くなるでしょう? たくさん飲むと、忙しくなりますよね。じっさい二日酔いの朝は、喉が渇いて仕方ありません。あれ、立派な脱水症です。(いいえ、私の話じゃありませんってば)
お茶を飲む量は、通常ビールほど多くはないので実感はないかもしれませんが、手足の痙攣(これも脱水症が原因であることが多いのです)が起きるようでしたら、緑茶ではなく焙じ茶・麦茶(十六茶などの、いわゆる健康茶も)、それにときたまは梅干(塩分やミネラルも汗で失われます)なども摂りましょう。もちろんただの水も大丈夫、というよりこれが基本です。ただしどれも、冷たいものばかり飲んではいけません。私たちの体の内部の運用は、37度くらいで一番うまくいくように設計されています。お腹が冷えてしまえば、消化吸収だけでなく、他の機能も狂って夏バテに。皆様ご用心、ご用心!
  なお、お茶がいけないというわけではありません。大事な成分も入っているし、利尿はだいじなことです。高血圧・尿路結石・浮腫などには、必須の薬といってもよいくらいです。どちらも適当に飲み分けてください。ア、冷酒・ビールの飲みすぎは、ご用心!(あのー、私の話じゃありませんってば!)
ところで、一般に夏が旬の食材は、体を冷やしてくれるものが多いといいます。例えば熱い冬瓜スープは 利尿作用もあり、結果的には体を冷やしてくれます。寝る前にスイカをたくさん食べて、失敗した人ありませんか。(ハイ、坊ちゃんのころの私の話です)



健康話《花粉症…記憶の話》
何を隠そう、私、花粉症です・・・、いえ、威張ることもないですが、それがましになってきました。最初に鼻がズビズビになってから、かれこれもう30年になるので、思えば長いお付き合いです。ここ何年かは「スギ花粉の飛散量は例年より少ない」と言われてきましたが、今年は多いらしいです。にもかかわらず、普段と比べてほんの少しズビなだけです。患者さんに聞いても、ベテランさんはそれぞれに対処法を習得していらして、ビギナーさん以外は皆さんましのようです。体の「慣れ」もあるでしょう。

鼻といえば、もともと私は慢性の蓄膿や鼻炎もちで、臭いもたぶんひとの半分くらいしか感じていません。ところが半年くらい前に懐かしい臭いを嗅ぎました。カブトムシの臭いです。石友だちと熊野の山中に石の採取に行った際に、石友の一人の女性が宿の前で突然「あ、カブトムシの臭い!」と言ったのです。
で私、ウロウロ、クンクン。「あ、するする、カブトムシの臭い!」 いやー、びっくりしました。そもそも私は「カブトムシの臭い」の存在を認める人がいると思っていなかったのに、唐突に「カブトムシの臭い」が出現したのです。結局現場にいた5人のうち、その臭いを感じたのは私たちふたりだけ。他の人は臭いを感じず、また臭いの説明も理解できませんでした。それに彼岸をずいぶん過ぎた山中とあって、カブトムシは発見できませんでした。でもアレは確かにカブトムシの臭いでした。
私が五歳くらいのころ、もう50年以上前の記憶にこの臭いがあります。何人かのお兄ちゃんたちといっしょにカブトムシを探しをしたのですが、要領の悪い私はなかなか見つけられません。とある農家の裏に、たぶん肥料用に藁や畳が積んであり、そこをお兄ちゃんたちがほじくると、大きな幼虫が出てきました。その側に立つ木の根元で、私は初めてカブトムシを見つけました。はやる心を押さえて、恐る恐る掴みました。そのときの臭いです。カブトムシは咬みついたりしませんが、何しろ兜を身につけています。要領も判らぬ坊ちゃんが持ったのですから、結構痛かったのを憶えています。
それにしてもあの臭い・・・藁の腐れかけの臭いが混じっていて芳香とは言えませんが、何しろとてもうれしかったので、私の目はきっとアニメの主人公のように輝いていたでしょう。そのときのわくわくとした思いも情景も、例の臭いといっしょに記憶棚上等クラスに収められています。臭いと共に、カブトムシと遊んだ日々が、団子になって思い出されました。

古い記憶が突然出てきたのは、きっと今朝、沈丁花の香りを見つけたからです。冬が去り三月の誕生日が近づく頃、この香りと出会います。私は少女のごとく目を閉じて香りを思い切り吸い込み、花のありかを想像します。(変なおっさんと間違われるといけないので、さすがに以前ほどしつこくは探しません)最初の記憶は母の背中にいたとき。母が「ああ、ジンチョウゲ臭い」と言ったのを覚えています。もう少し大きくなったある秋の日、「あー、なんかとってもいい臭い」と言ったら、やはり母が今度は「これはね、金木犀という花の臭いだよ。この花は、隣の家の人や通りを行く人のために植えるんだよ。何でか知らんけど、自分の庭の花の臭いは、家の人にはせんのよ」 自分のためにならないのに植えられるなんて、素敵な花なんだと思いました。年老いた母は、恐らくもう憶えてはいないでしょうが、私のそんな記憶は、毎年香りと共に蘇ります。

臭いの感覚器官は、たいへん原始的な生い立ちのもので、生物として他の感覚より重く命にかかわるものだったのでしょう。だから中枢は、脳の深い部分にあるらしいです。私の嗅覚は聴覚とともにずいぶん衰えていますが、臭いと共に仕舞われている記憶のほうは今も鮮明です。神様の親切に感謝しています。


アオバアリガタハネカクシ

2016年7月

  健康話《アオバアリガタハネカクシ》
アオバアリガタハネカクシ・・・、お聞きになったことがありますか? 何者かというと、「虫」です。でもよっぽど虫好き人でなければ、近畿圏の方はまず初耳でしょう。
ん?私ですか? はい、知っています。いえ、別に珍しい虫を知っているから偉いわけではないんですけどね。これ、毒をもった危険な虫です。かつて(私の記憶では前回の東京オリンピックの頃)九州の一部で大量発生して、多くの人が皮膚に硫酸を掛けられたようなかぶれを起こしたことがあります。ここ何年か夏になると、この虫の名を新聞で見かけます。最初は「アー懐かしいな」でしたが、度々見るようになると「これは身近な方だけにでもお知らせすべきだ」と思うようになりました。
姿は羽をむしられたシロアリ・ハサミムシに似ていて、長さ6~8mm。前述したように毒がありますが、これが何ともたちが悪く、体中が毒でできていて、刺したり噛んだりしなくても触れたところがただれてきます。さらにそこに触れた手で触った場所も、同じくただれます。・・・という具合に、恐怖映画に出てきそうな恐ろしい虫です。もっとも特効薬はないものの、ステロイド剤などの塗布によって二週間ほどで辛いながらも治癒し、予後はそう悪くありません。ただし接触部が目だったり、接触部に触れた手で○○など(適当に想像されたし)に触れると、想像を絶するほどえらいことになる可能性があります。
虫の姿かたちや傷の様子は文章で見て想像するより、ネットで画像検索してみたらよくわかります。えらいことになる前に、ぜひご確認ください。専門家は「この虫が皮膚に付いたら、決して手で掃ってはいけない。静かにどいてもらい早く病院に行け」と言いますが、これは反射機能が壊れたどんくさい人にしかできない反応。手で掃わないというのは、現実的ではありませぬ。反射的に掃ってしまったら、流水でその付近を丁寧に流し、ペーパータオルで軽く抑え拭きし、できるだけ早く病院に行きましょう。
ところでこの全身『悪』で構成されたごとき虫ですが、人類に貢献する可能性のある特殊能力を持っていることが最近の研究でわかりました。この虫、名まえから想像できるように、見かけは羽がありません。ところがじつは体よりずっと大きな羽を持ち、使用後は目にも留まらぬ速さでたたんで隠しているのです。何ゆえそんなに急いで、しかも完璧に隠さねばならないのか?無理に聞き出そうとするときっと耳がただれるので聞きませぬ。しかしハイスピードカメラでの詳しい解析で、そのたたみ方が極めて効率のよい、また惚れ惚れするほど美しい動作であることがわかりました。何でも左右を二枚重ねした後、三つ折にして収納ボックスに収納するらしい。将来折り畳み傘や宇宙船の太陽電池パネルなどの収納運搬などに、大いに役立ちそうです。乞う、ご期待!
なお私だけが知っている秘密情報ですが、実はこの研究に使用したカメラはレンズが熔け、研究者は全員原因不明の悪性結膜炎になりました。・・・というのは私が流したガセ。何はともあれ、「アオバアリガタハネカクシ」恐るべし!この夏ご注意を!



肉離れ

2016年4月

  《肉離れ》
 またしても「お恥ずかし話シリーズ」になりそうです。3月にしては寒い日でした。いつものように、朝の軽いジョギングを始めたとたんに躓き、「ウワー~ットットット~!!」と十歩ほどの踏鞴(たたら)を踏んで・・・、「ビシッ!」 やってしまった肉離れ。部位は、左腿から膝の裏。大体に問うキンの上と下。これが結構痛くて、仕事中は平気を装っていましたが(ばれていたかも?)、じつは数日間は歩くのも辛かったのです。
 幸い断裂と言うほどひどいものではなく、自分で鍼やテーピングをして何とか元に戻りましたが、これはやはり、お恥ずかしいことでございます。「朝のジョギングを始めたい」とおっしゃる患者さんに、私は普段こう言っています。「初めての挑戦だったら、ウォーキングのほうがいいですよ。朝のジョギングは危険です。起きてしばらくは、体も頭もまだ完全に覚醒してはいないんです。それに体からは汗や尿として相当な水分が大量に搾り出されていますから、脱水状態にあります。水を飲んで、ゆっくり準備運動をして伸ばして、ウォーミングアップをして、そしてゆっくり走り出してください」なんて言っていますのに、「自分はどうじゃ?」 皆さん、朝のジョギングには十分に気をつけましょうね。



お風呂

2016年2月

  《お風呂》  桜が咲きそうな暖か正月から一転、南の島まで雪が降る。今年の冬は、どんでん返しが続く展開です。
急な寒さに背中バリバリ・めり込み首・ぎっくり腰など、患者さんも辛いようです。例年と比べて、気温自体は飛びぬけて低いわけではないのですが、気温の激しい変化についていくのに疲れるのでしょう。
 そこでお風呂! 「イエィ!」 何を隠そう、私はお風呂大好き人なのです。・・・と、はしゃいでいる場合じゃあない。じつはお風呂は、一般家庭では一番危険な場所のひとつなのです。お風呂の危険についての説明は、新聞や健康本などで冬には良く見かけますが、少しまとめてみましょう。

  1. 他の部屋との温度差が大きい。→ 血圧の変動が大きくなる。
  2. 転ぶと危険。→ 体は裸で、周囲は硬いものばかり。石鹸で滑りやすく、転ぶと大怪我の危険がある。
  3. 湯船の中で、失神の危険がある。→ 熱々お風呂を好む人、特に高血圧の人や飲酒後の人は、湯温に慣れた数十秒後に失神(居眠りではありません)して、そのままスーッと沈んでしまうことがあります。
  4. 湯船を出て立ちあがったとき、失神(貧血)の危険がある。→ 体が温まると、血管が広がり血圧は下がります。湯船での水圧がなくなり、立ち上がると頭の血が足りなくなります。
  5. 脱水症の危険がある。→ お湯で体がぬれていても汗は相当かいていて体の中は水不足。脳梗塞や心筋梗塞の危険性が高まります。
 いかがですか? 他にもまだまだありますが、《お風呂場は意外な危険がいっぱいの場所》、このことを忘れてはなりませぬ。決してお風呂を怖がる必要はありませんが、このような危険を認識し、それなりの対応をしておきましょう。 で、対応策案です。
  • 1 → 服を脱ぐ部屋を暖めておく。入浴前に湯船のふたを開けておき、浴室内も暖めておく。必ず掛   かり湯(*①)をする。一番風呂を避ける。また入浴剤を使うと、少し低い湯温でも暑く感じま   す。
  • 2 → 危ない人がいる家庭は、浴室内にも手すりや取っ手をつける。
  • 3 → これは本人の自覚と、家族の見守りしかないでしょう。自覚できない酔っぱらいは、入浴禁    止にしましょう。(はい! わかりました!)
  • 4 → 最初からそのつもりで構えておくこと。また顔や手足の先に冷たい水をかけると、結構気つ    けになります。
  • 5 → 風呂上がりすぐに、少しで良いから水を飲む。(注、ビールは魅力的ですが、よけい脱水にな    るのでブ―。水を飲んだ後にしましょう。

  •  どうでしょう? 実行可能でしょうか? 全部は無理でも、出来そうなことからお試しください。そうそう、アツ風呂好きの方、40℃を超えない湯温で、ゆっくり入るほうが安全なようですよ。

    * ①について、裸でいきなり湯船にザブンしたり、バスタオルを巻いて入浴したりする人が、公衆浴場や温泉などで見られます。これは躾が無いからだけでなく、テレビのアホ入浴シーンの影響も大きいと思います。子どもだけでなく、いい年こいたおっさんもいます。その場で注意しましょう。またテレビ局にも「反いいね!」投書をしましょう。だいたい入浴シーンを売りにするねーちゃん! 撮影OKなら、タオルなんか巻きつけるんじゃあありませんよってば! ねっ!


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    ショガッバラと七草粥

    2016年1月

      《ショガッバラと七草粥》 ショガッバラ・・・、これは鹿児島弁です。漢字で書くと「正月腹」。つまり正月過ぎのあのお腹、いえ、もっと広い意味では正月明けの心身の状態のことです。恐らく皆様ご経験がおありのアレです。正月の風物詩はどこでも今ではずいぶん様変わりしているようですが、私がお坊ちゃんとして帰省していたころの鹿児島では、おいちゃんたちは正月の数日間、どこかでドンチャンやっていたものです。今ではかの地でも家の座敷での大宴会はあまり見られないようです。しかし年末から続いた忘年会、正月休みの不規則な食生活、味の濃い高栄養食、運動不足、過度のというより途絶える時間の少ない飲酒・・・・、現在でもこれはちゃんと全国的に続いてございます。したがってショガッバラは、確固としてそこいら中に存在していると思います。はいはい、私が真っ先に手を挙げますね。
     ところで昔からの習慣は良く出来たもので、正月開けには「七草粥」というものが用意されています。子どもの頃に食べた七草粥は、病気をしたみたいで(あのー、私は病弱な坊ちゃんでしたので、普段からお粥をよく食べていました)好きではなかったのですが、私はこのごろ七草粥が待ち遠しいのです。
     よーく考えてみれば、「ショガッバラ」の状態はまさに「病気の準備状態」みたいなもの。少なくとも健康な状態とは言えません。お腹だけでなく、正月休みは体にとっては「いい迷惑・苦難の行」でありまして、実際はちっとも「休み」ではありませんね。栄養上は決して貧困ではなく、それどころか高たんぱく・高コレステロール・濃い味付け、それにお酒や餅を計算に入れると相当に高栄養なハイレベル贅沢食です。それに加えて運動不足、規則性の崩れた生活ときています。もし正月休みがもっと長くなり「ショガッバラ」が続けば、行き着く先は病気しかありません。あっという間に正月休みが終わり、社会に戻るのは少し辛いですけど、「早く普通の生活に戻りたい」という気分の方は、結構多いと思います。
     我が家では、今年は私が七草粥制作を担当しました。私は七草をセットでは買わず、冷蔵庫の残り野菜やこの頃やっと安くなった葉っぱ類を買ってきて、野菜きのこお粥にしました。味はやや中華風にしましたが、もちろん淡く、七草には大根・里芋・人参・小松菜・ブロッコリの芯の薄切り・芹・椎茸などに入ってもらいました。
     自分で作って言うのもなんですが、大変美味しかったです。大変美味しかった理由は、腕が良かったからかもしれませんが(コホン)、私の心身が病みかけ状態にあったためかもしれません。だったら危ないところでした。めでたし、めでたし!
     おっと、美味しかったからといって、めでたいとは限らない。ここでホッとしてはなりませぬ。ちょっと昔までは、おせち料理は一年の中で一番の贅沢な料理、普段は食べられないご馳走でした。ところが今はそうではありません。一年中おせちではない正月料理っぽいものを食べることが出来ます。ということは、「年中ショガッバラ」の人が、結構たくさんいらっしゃるということになります。 皆様、そこで提案です。今年は月に一度は七草粥を召し上がってはいかがでしょうか?

    *念の為申し上げておきますが、幸いなことに、我が家は諸般の事情によりハイレベル贅沢食は食べることが出来ません。



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    風邪引いてまんねん

    2015年11月

      《風邪引いてまんねん》
       恥ずかしながら、数日前まで『風邪引いてまんねん』でした。熱は38℃を遠慮なく超え、20年ぶりくらいで、4日ほど寝込みました。普段患者さんに言っていることの反対ばかりしていて、その罰が当たったのでしょう。周囲の皆様にはご迷惑をおかけしましたが、ただただおとなしく寝ていました。
     薬は飲みましたが、「風邪に効く薬はない」と言われますように、効いた実感はありません。インフルエンザや水疱瘡などは、最近では有効な抗ウィルス剤があり、直接病原体をたたいてくれますが、200以上あるといわれる風邪の原因ウィルスには、特効薬は見つかっていません。処方される薬は、鎮痛・解熱・去痰などへの対症療法の薬です。たいがい抗生物質が出ますが、これは風邪が引きおこすかもしれない感染症の予防が目的です。WHOは、風邪に対する安易な抗生物質の使用を控えるよう勧告しています。
     じつは風邪を治すのは、かかった本人が作る抗体です。抗体は多少の差はあれ誰でも作る能力があり、それが発動して病気が治ります。ですから引いてしまった風邪が治るには、病原体を死滅させる抗体ができる時間が必要です。またウィルスの毒や熱で痛んだ筋肉や内臓などのパーツ、酵素やホルモンも元気なものに入れかわらなければいけないので、「治った」あとも少なくとも数日は時間が必要です。
     ところで、我々が出会う病原菌やウィルスには、熱に弱いものが存在します。例えば淋菌・一部のがん細胞・水虫菌などが知られていますが、未知の病原体で「熱いの大嫌い!」な軟弱者が、きっといると思います。また、「早期に発見されて良かったですね」と言われる時期よりももっと前に、熱でやっつけられる病魔がいるかもしれません。効果がどのくらい実証されているのかわかりませんが、マイクロ波を用いたり、血液の一部を体外で温めて循環させるといった治療法が存在します。もっとも熱がかなり高くなるのだから、からだは結構しんどいらしいです。
     で、ですね、(コホン)私のこのたびの熱は、こういった「まだ表に表れない、病気の芽をつぶすための熱だった」という可能性を信じたいのです。お腹を休ませるために、食事は普段よりかなり少なめ。生姜うどんや梅干おかゆ、摩りおろしりんごを交代で少し食べ、相当に熱い風呂に入り、頭だけアイスノンで冷やし、ふとん乾燥機で熱めに乾燥させた布団で唸りながら寝る。ビショビショに汗をかいたら着替えてはまた寝ること四日間。そして見事復活!帰って参りました。しばらくの間、膝カックンになるのですが、シャンとするには、熱で痛んだ体の各パーツのリニューアルが完了するのを待たねばなりません。
     ただ、20年前は2日もあれば作業が完了したのに、復活までずいぶん時間がかかるようになりました。
     そうそう、風邪に対するこのような療法は、ある程度の体力が必要です。しんどいだけの荒療治というより「アホ療治」と言っても良いし、何もしなくても治ったのかもしれません。また私自身の状態もそのときどきで違うため、他の治療法との比較が難しい。したがって、皆様には決してお勧めいたしません。まねしないでくださいね。



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    サボり脳とからだ

    2015年11月

      《サボり脳とからだ》
     以前にも健康話で述べたことがありますが、私はもう半年ほど補聴器を使用しています。使用を始めて発見したことがあります。ある一日、補聴器を(起きている間)ずーっと使用していると、あくる日には補聴器無しでも結構聞こえるのです。
     耳が遠くなったことを逆手にとり、と申しますか開き直って「世の中、不要な情報だらけだ。スマホに支配された中高生を見よ。この際、聞こえない音は一切不要な情報だ」と思おうとしていたのですが、どうやら私の脳細胞は、「これ幸い」と、いっせいにサボり始めていたようです。入り口のスイッチが入って、いろんな機能が目覚めた感があります。人のからだの筋肉量は、丸一日寝ていると0.8%減少すると言います。脳や筋肉だけでなく、からだのシステムはすべて、使わないと衰えてしまうのかもしれません。
     ということで調子に乗り、「中学生の知識で解ける数学難問集」と「美しく書けるペン字練習帳」を買い求め、先日以来、日々精進を始めました。(ウソッ! してない、してない) で、やってみると、正解には程遠いですけど、脳みその凝っているところを指圧されているような、イタ気持ち良さ、それになんだか懐かしい感覚があります。
     さーて、何日続くことか・・・。この通信を読まれたら、私に聞いてみてください。「やってますか?」


    ストレッチー2

    2015年05月

      《ストレッチー2》
     《季まぐれ話》でカッター競技会の話が出たついでに、準備運動の話です。学校でも町内会でも運動会の最初には、準備運動があります。もうずいぶん前になりますが、息子の小学校の運動会を見に行ったとき、準備体操にびっくりしたことをおぼえています。散開整列の号令もなく、なんとなく立ったり座ったり手をあげたり、だるいタコ踊りが準備運動だったのです。そばにいる人に「あれ、何してるんでしょう?」と聞いたら、「ストレッチですよ」。「ラジオ体操はしないんですかね?」と聞くと「アレは軍隊を連想させるから、いけないんですって」
     なんと貧困な想像力! なんと涸れた感性!・・・とぼやいている場合じゃございませんでした。いい加減なストレッチはしないほうがましなのは言うまでもありませんが、運動前にはまじめなストレッチであっても、気をつけねばなりません。ストレッチは繰り返しや反動をつけることを戒めますが、じっさいの運動はストレッチでの関節の可動域をかなり乱暴に超えます。ですから「準備」としては、反動や繰り返しを使うラジオ体操でも足りないくらいです。汗をかくくらい真剣に、正しく実施し、「エイッ!エイッ!」やねじりを繰り返し、からだの各パーツに刺激予告をしておいたほうが良いのですい。
     昨年大相撲を観戦する機会があり、観客席の裏も見物して廻ったのですが、お相撲さんは付き人相手に付き・押し・踏ん張りを必死でやっていました。ボクサーはリングに上がるとき、すでに汗びっしょりです。イチローは守りのときも、ずっと動いています。皆さん、タコ踊りはタコと酔っぱらいに任せ、脈拍120・体温38℃になるくらいまで、準備運動をしましょう。
     ただストレッチで、からだのスクリーニングをして、痛んだり縮んでいるところを確認し、そこを擦ったり丁寧にストレッチすることは大いに意義があります。ただし全身ストレッチをすると、精神的には闘争心や克己心が薄れ、肉体的には瞬発力が失せ、また捻挫をしやすくなると言います。気をつけましょう。


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    竹の子(筍)・・・旬のこと

    2015年04月

      《竹の子(筍)・・・旬のこと》
     里山に行って、竹の子を採ってきました。直ぐに糠を入れて煮立ててあく抜きをし、味噌汁・ほうれん草と豆腐で白和え・ひめ皮の白味噌和え・竹の子チーズグラタン(今年の新メニュー)・・・我ながら「そんなにいっぺんに作らんでも・・・」と思いつつ、たくさん種類の竹の子料理を作って食べました。春まん中の味がしました。 と言ってもこれは4月中旬、鹿児島に帰省したときの話。あく抜きになべ4個を要するほどの量だったので、「早く何とかせねば」と焦ってしまい、あれこれ試してみた次第です。
     竹の子には「うまみ成分」と言われるグルタミン酸やアスパラギン酸、甲状腺ホルモンの原料の一つチロシンなどのアミノ酸や、カリウムなどのミネラルやビタミン類を含んでいて、どれも健康に役立つものです。ただし食物繊維以外はむちゃくちゃ豊富なわけではなく、私は竹の子の主成分は『春』と思っています。だからこの季節には、竹の子を毎日何かの料理で食べています。ただ、春が旬の食べ物は、あくが強いものです。たくさんの量を、アホみたいに食べるのは、控えたほうがよいと思います。もっともその「あく」が旬の味です。なるほど竹の子は、別の漢字では、竹冠に旬で『筍』です。もう少し早い蕗の薹や、夏のゴーヤ(鹿児島ではにがごり)の苦味も、抜きすぎるとスカになってしまいます。何事も「ほどほど」にですね。
     知り合いに竹の子をたくさん食べると吹き出物ができるという人がいるのですが、困った事にこの人「竹の子大好き人」でして、「竹の子食えたら、どうなってもええねん」と言って、きっと今年もアホ食いしていることでしょう。
    帰阪後にご近所や友人におすそ分けしましたが、皆さんどう料理されたのかな? 吹き出物ができていないか・・・、ちょっと心配です。でも便秘気味のあなた!コレステロールが気になるあなた!積極的にお勧めするわけではありませぬが・・・、竹の子のアホ食いはいいかもしれませんよ。
    孟宗竹はもう終わりますが、鹿児島ではこれから真竹(またけ)・淡竹(はちく)・こさん(漢字不明)竹が出てきます。こちらは掘るのではなく、ポキポキと地上部分を折って採ります。あくが少なく、たくさん採ってきて塩漬けにできるので、塩抜きしていつでも食べられます。でも私は、若葉薫る季節に食べるのが好きです。「旬がなくなった」と言われる昨今、お金を出せばたいがいの物は一年中手に入りますが、旬のものはその季節に頂くのが、経済的にも栄養的にも一番だと思います。皆様、どうぞ旬を召しあがれ。


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    ラッキョウ・・・ダッキュの話し

    2014年5月

    《ラッキョウ・・・ダッキュの話》 あまり知られていませんが、私の郷里である鹿児島県は、じつはラッキョウの産地です。鹿児島県内では、ラッキョウのことを『ダッキュ』と発音します。関係ありませんが、ラッキョウに発音がよく似た落花生(似ていませんか?)は、『ダッキシュ』と申しまして、ダッキシュもダッキュもほぼ毎年、全国第一位か二位の生産量を誇ります。ついでに竹製品や養殖うなぎもほぼ一位で、お茶は静岡についで二位です。ハイ、関係ありません。
     ハイ、まったく関連がない話ですが、十九の歳に郷里鹿児島を出て以来、私にとって不思議と申すべきか、悔しいと申すべきか、疑問がございました。じつは鹿児島では『ダッキュひとつに屁六十(①)』(おっと、お下品で申し訳ございません・・・以下、同文を×印)と申しまして、ラッキョウを一つ食べると、屁が六十発(×)お出ましになると言われます。したがってダッキュ好きの妙齢の女性などは、人前に出る可能性のある場合、前日からぐっと我慢して「ダッキュ断ち」をしなければなりません。一般に「屁」の原料(×)としては、サツマイモが有名(ちなみに鹿児島では『からいも』もしくは「ら」を略して『かいも』)ですが、それと肩を並べる強力な原料が鹿児島では『ダッキュ』でして、両者は屁の素(×)の両横綱の地位にあります。そして香りによって、原材料がどちらかは容易に判明し、それぞれ『カイモべ』『ダッキュベ』と言われます。
     読者の皆様、・・・「?」でしょうか? 私はこの40年余り、いろんな人に「これ(①)って常識ですよね?」と聞いてきましたが、結論を申しますれば、鹿児島以外では常識ではありませんでした。北海道から沖縄まで、様々な階層・職業・年齢・・・と様々な人々に確認してきましたが、ひとりも「そうです」とは答えてくださいませんでした。私は自分のことを、社会のお手本とまでは言わなくても、普通の常識はある人かと思っていましたが、なんと 私は非常識人だったのです。
     鹿児島県人はラッキョウが好きでたくさん食べますが、鹿児島産ラッキョウの多くは、県外に輸出され全国の人に食されています。この事実と私のインタビューの結果が何を意味するか・・・? 論理的に考察しますと、鹿児島のラッキョウは県内では屁(×)の原料となり、県境を越えると、においやガスを生成する成分が一瞬で消滅する。これです。
     私は以前はレストランでカレーといっしょにラッキョウを食べる人を見て、後の悲劇の心配をしていたのですが、このごろでは「健康に良いらしいですよ」「ビ タミンB1を活性化し,整腸,利尿,発汗等の効能の他,血液をサラサラにする浄化作用等が知られています」などと、皆さんにお勧めしています。『スライス ダッキュかつぶしポン酢かけ』『ダッキュ酢豚』などは、健康のことを抜きにしても、美味しいですよ。なお、食べた後どんな事態になっても、当方は一切関知しません。

    * この通信で取り上げる題材としては、上品さに欠けるとの思いから当初「屁」を「HE」と書いておりましたが、景気の良い屁は健康の証です。ダッキュの名誉のためにも、そのまま書かせていただきました。
    * この原稿を書いた後の調査では、ネット上で「ラッキョウ=おなら?」などの言葉が飛び交っています。「常識質問」の答えが「ノー」ばかりだったのは、匿名世界ではなく、現実世界だったからかもしれません。治療所では匿名ではなく、顔を見せて話しましょう。


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    隠れ脱水症

    2014年3月

    《隠れ脱水症》  その昔、私が気張って運動をしていた頃、スポーツの指導者はアスリートに少しの水しか飲ませませんでした。しかし今では学校やスポーツの場で、夏場の《熱中症・脱水症》予防のためには充分な給水が常識になっています。昔のように「水の誘惑に負けるな!」とか「辛いだろうが、飲むと余計つらくなるぞ!」と言う指導者はいないでしょう。家庭でも特に小さなお子さんの脱水については、お母さん方が注意していらっしゃいます。
    しかしながら、ここで考えてください。冬はどうでしょうか? 汗が少ないと、のどはそう渇きません。朝に暖かいお茶を飲んで家を出て、外で水を飲むことは少ないのではないでしょうか? 電車や車の中は暖房が効いています。汗はかかないようで、じつは結構かいているものです。こんなとき、軽い脱水状態に陥っている人は多いのです。冬という季節には意外ですが、これを《隠れ脱水…*①》と言います。
    もうひとつ。車の運転中や電車での移動中、人はほとんど水を飲まず、姿勢を変えずに長時間座っています。お気付きでしょうか?飛行機に乗らなくても、ここには「エコノミークラス症候群」発生の条件がそろっています。寒い冬はトイレが近くなるせいもあって、水は敬遠されがちです。一度にそんなにたくさん飲む必要はありませんが、ドライブ中には1~2時間おきに休憩を取り、ひと口の水分を取るよう心がけましょう。冷水より白湯は結構いけますよ。またその際に屈伸や少し大げさな深呼吸などをすれば、同症候群の予防だけでなく、眠気覚ましにもなるでしょう。
    なお私自身も、治療所以外ではほとんど何も飲まず、家に帰るとビールと焼酎・・・。自分のことは棚に上げといて申しますが、これはいけません。のどが渇いたときのビールは美味いものですが、水を飲まずにビールだけを飲むと、その利尿作用により、いっそう危険です(経験者は語る…*②)。一口でも、水を先に飲みましょう。
    私事ですが、水分をとらない状態が続くと、私の腎臓(尿路)には結石が出来ます。今更確かめようはありませんが、若き日々の合宿や訓練で、石の種が出来たのかもしれません。身体にゆとりのない今の歳で同じことをすれば、脳梗塞や心筋梗塞が待っています。スポーツ医学に限らず、医学の常識は時代によって変わります。あの頃正しかった常識(*③)で指導していた人たちに罪はありませんが、たぶん大きな問題は起きなかったのでしょう。そういえば熱中症の報道の記憶も多くはありません。もしかしたら当時の人々は、強かったのかもしれません。
    そんなのどの渇きも、今では懐かしい思い出です。夕暮れ時のグラウンド脇、水道で頭を洗う振りしてちょっとだけ水を飲んでいると、可愛いマネージャーがそっとタオルを・・・。ナイナイ、あり得ない!大学は野郎ばっかしだったので、そんなシーンを夢に見ましたですね。
    *①「教えて!『かくれ脱水』委員会」という専門家団体があります。興味がある方は、インター
    ネットでお調べください。
    *② 経験者のお話を聞きたい方は、治療所においでくださいませ。こわい話がございます。
    *③ 例えばダック・うさぎ跳び・試合前の脱でんぷん・肉食推奨など。もっとも肉はそうそうあた
    りませんでしたけど。


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    口内炎

    2013年8月

    《口内炎》 口内炎はすぐに治ればそんなに気になる病気ではありませんが、長く続くといやになりますね。特にほっぺや舌を噛んだことがきっかけだと、そこが腫れて繰り返し噛みやすくなりますから、気にならないどころか、噛んでしまう自分の歯が憎たらしくなってしまいます。イジイジと長く痛むこの生意気な病気は、私も嫌いです。
    しかしながら治療となると、私は口内炎が好きです。結構素直に治ってくれるからです。口内炎を訴える患者さんの多くは、長く続くイジイジ症状に辟易しておられ、いくつかの治療を受けた末に来院されます。それだけに治れば喜ばれます。もちろん全員が治るわけではありませんが、お一人でも治るたびに私だって嬉しいです。もっとも私が患者さんの症状の好き嫌いを言うのは御法度ですので、「好きです」は小さな声で・・・。
    一般に口内炎の治療は、患部にステロイド剤などを塗り、抗ヒスタミン剤やビタミンA・B類・Cなどのビタミン剤を服用します。ビタミンB2などの不足が原因であれば、これでほぼ治るはずです。しかし実際の口内炎の原因の多くは、ビタミンや栄養不足以外にあるようです。ですからひどい偏食がない限り、この処方の効果はあまりないでしょう。
    では原因が何かというと、当院でのトップは「顎周辺の硬さ」です。顎関節周辺の筋(舌やほっぺを含む)の硬さは口の動きをぎこちなくして、食べ物ではないわが身の舌やほっぺを噛みやすくします。また唾液を減らし、唾液成分の調整を狂わせ、回復の邪魔をします。
    口の中には、小さな傷はしょっちゅう出来るものです。そもそも人の口というものは、食べる・話す・息をする際に、たくさんの大事な仕事をさりげなくこなしていますが、摂食嚥下の様子を透視画像などで見てみると、じつはこれは驚くほど難しく複雑な作業だということがわかります。話をしながら食事をしても舌を噛まないでいられるのが、奇跡のようにさえ思えます。
    そんな大変な仕事をしているのだから、たまに顎がおかしくなるのは「仕方がない」といえばそれまでです。しかし硬さの原因は、長期間のストレスで歯を食いしばることが癖になってしまって心身の緊張が続くことが原因と考えるのが妥当です。ストレスの合間には緩めば良いのですが、じつは緊張は解こうと思っても、そう簡単には解けないものです。
    顎に緩んでもらうために、私は指圧や鍼で顎周辺のこういった緊張を緩め、からだの免疫力を高めるための施術をします。患者さんは、その最中にいろんなお話をされます。その話の中に緊張の原因が顔を出したら、そのこと自体も大きな治療になります。もしこれといった理由が見つからなくても、話すことだけでも回復の手助けになっている場合もあるようです。(この理屈は他の病気に関しても成り立ちます)
    鍼を使うほうが私には便利ですが、顎は手技でも結構緩みます。その手技はそんなに難しいものではないので、患者さんにお伝えし、家でも実施されるようお勧めしています。
    「針が便利」とは申しましたが、顎付近の鍼は好き嫌いが極端にありまして、人によっては気持ちのいいものではないようです。 ちなみに(小さな声で申しますが) 私は自分が口内炎になったら、二週間くらいは「どうしようかな?」と躊躇しています。
    最後に忘れてはいけないこと・・・口内炎は重大な病気の一環の症状として現れている場合もあります。「たかが口内炎」と侮ってはいけません。口内炎でお困りの方は、「鍼」は無理強いしませんから、必ず申告してください。


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    補聴器のこと

    2013年6月

    今回も、私事がネタでございます。私事ではありますが、少し普遍性があると思い、取り上げました。
    私は少し耳が遠く、時々補聴器を使用しています。でも、家族の者たちは「時々」ではなく、「常時」使用して欲しいと思っているでしょう。呼びかけているのに返事がない…。ラジオの音がうるさい…。会話が上の空で、とんちんかんな返事…。家族には、ずいぶん迷惑をかけていると思います。家族以外の人々、例えば患者さんにも、少なからずご迷惑をおかけしているかもしれません。私の周囲が感じるこの迷感は、一般に耳が遠い人の周囲でも、おそらく共通しています。最初に普遍性という言葉を使ったのは、そのせいです。 ではそれを承知でなお補聴器イヤイヤの理由は二つ、①「極めてうるさい」 ②「補聴器がなくてもさして不自由を感じない」です。①はどなたでも一度装着してみれば、すぐに実感できます。聞きたい音ではなく、「ドタンバタン」「カチカチ」「ヘックショイ」「ブーッ!」など、必要のない、そして耳障りな音が、実に遠慮なく耳というか頭の中に土足で入ってくるのです。その騒音が、肝心の聞きたい音よりも格段に大きいのです。②について。近視でも老眼でも目が悪い人は、眼鏡がないと不自由ですが、補聴器イヤイヤ人は、周囲には不自由を感じさせても、本人は「聞こえないこと」自体をあまり感じないため、さして補聴器なしを不自由と感じないのです。
    しかしこの正当っぽい理由①に対しては、イヤイヤ人の怠慢にも大いに責任があります。そもそも人の耳には、用のない(それにありふれた)音を自動消去する能力が備わっています。人は普段その能力を使いながら、その効果に気付いていないのです。新しい職場、引っ越してきたばかりの家での騒音は、初めは気になるものですが、そこでの生活がうまくいけば、いつの間にか小さくなります。訪ねてきた人に「ここは○○がうるさいね」と指摘されて、「そういえば、うるさいかな?」と思ったことはありませんか? このように、余計な音は気付かぬうちに小さくなるのです。で、補聴器を使用し始めたら、聞こえ方は初期化され、この騒音消去作業を一から手動でやり直さねばなりません。ところが騒音自動消去に慣れきったうえ、加齢に伴い耳(頭を含む)が柔軟性を相当失っているイヤイヤ人にとって、作業は辛いものになるのです。一般に補聴器は少しでも早いうちに使用し始めたほうが早く慣れ、早く気にならなくなります。そうすれば、周囲への迷惑も少なくてすむことになります。
    (*補聴器の高級機種には、この機能が装備されています。しかし人間の標準装備には、遥かに及びません)
    ②については、自分勝手な理屈で、弁解できません。しかしながら・・・、と食い下がって、やっぱり弁解させて頂くと、私にはこんな哲学的な考えも生まれています。即ち、「世の中にあふれる情報の中に、耳を傾けねばならないことは、そんなに多いのだろうか? センサーを常に全開にしておく必要はあるのだろうか? 真剣に向き合うべき出来事は、人生にそう多くないのではないか? ゴシップニュースのように大概は文字通り聞き流したり、聞こえなくてもよいのではないか?」・・・どうでしょう? 少し大げさに言えば、よく聞こえない世界には、静寂の快感が存在する。サウンド・オブ・サイレンスの世界です。
    「静寂」とまで言えば、耳が不自由な方に申し訳ないのですが、対峙する人や物だけに集中し、外野の雑音を聞かずにすむならば、それはやはり一種の快感です。それに、例えば目の不自由な人は、視覚以外の感覚が敏感になるといいます。そういえば私の耳にも、このごろ何かへんな声が聞こえるような・・・。
    ・・・はい、すみません。私のはただの幻聴や、「あったらいいな」の妄想でございます。
    長―い話になりましたが、補聴器の話など、五感の衰えについては、次号以降にも取り上げていきたいと思いますので、ご意見をいただけましたら幸いです。


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    ふんどし考・・・その①②

    2013年より何年か前

     ふんどし考 ①

     突然ですが、私は「ふんどし」です。いえ、私が妖怪「一反木綿」だというのではありません。思えばもうかれこれ30年以上、褌を愛用いたしておるというのです。
    男の方なら褌の素晴らしい効用は、一度はお聞きになったことがおありでしょう。女の方は、誰かに聞いてください。内気な私は、ここではよう言いません。
    最高の使用感の素材は、適当な使用済み布オムツ(あ、洗濯はしてますよ)に真田紐をつけたものです。オムツにあまり縁のないあなた、普通の褌はデパートの男性下着売り場に行けば、5~600円で売っています。最近では色物・柄物も売っていますが、正しい褌は何と言っても白です。女性にもいいはずだと思い、妻をはじめ何人かの女性に治験をお願いしたのですが、未だ誰一人ご協力していただけません。どなたか、医学の進歩のためにお試しください。
    ところでだいぶ前、妻に褌の購入を頼んだところ、某百貨店で「ふんどし」を理解しないお姉ちゃんに「所謂ジャパニーズクラシックパンツですよ。ホレ、ここが紐で元祖男物ハイレグで・・・」などと説明をしたら、「あーそれなら、こちらにございます」と言って連れて行かれたのが、変態下着売り場だったそうです。皆さんこんな目にあったら「おのれ!ブッブッ無礼者ッ! 褌を知らんならここで仕事をするなーっ!!」と言ってやりましょう。
        ちなみにその後、妻は褌を二度と買いに行きませんので、私が大阪・東京の数店で買っています。一番好ましい品とお姉ちゃんを揃えているのは、今のところ阪急百貨店です。 ひねくれものの私は、あんまり流行るといやなのですが、ここに私の秘密の健康法をひとつ披露してしまいました。いいことを思いつきました。来年のバレンタインには、褌で美しく包んだチョコは如何?


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     ふんどし考 ②

     平成21年2月4日、産経新聞朝刊に目を通していた私は、ある記事を載せた紙面に、思わず顔を近づけてしまいました。そこには《ふんどし》の文字が・・・。
    思えば平成17年9月、この通信で皆さんにふんどしをお勧めしてから3年半、やっと日の目を見たかと思いきや・・・。 なんと《ふんどし》の文字はピンク。しかもそのあとに「女性に静かなブーム」とある。 あらあら・・・、きれいなモデルさんが着用しているのは、ワインカラーの縁取りや、さくら柄じゃーあーりませんか! 意気込んで飛びついた記事なのに、よだれが・・・じゃなくてため息が出ました。
    新聞によると《ふんどし》の持つ『古い』『男性的』ふんいきは(女性に)嫌われ、呼び名も《ふんどし》ではなく、W社は《ななふん》、M社は《バンドルショーツ》。O社に至っては、服の上から外に垂らす《みせふん》ですと。「バンドル」は「垂れる」というフランス語だそうで、「ななふん」はなんだか知りませんが、そんなことどうでもよろしい。古くて男っぽくて、「フンッ!!」それのどこが悪いのよ?
    確かに私は様々な科学的な根拠から、男性だけでなく女性にも《ふんどし》をお勧めしています。お勧めはしますが、なんぼ着用されてもですね、ここまで来るともう《ふんどし》ではありません。ふんどしの正しい普及を望んでやみません。そのために、まず日本男児よ、がんばれ!!
    もっとも、皆さんが思いつめた顔で褌を購入する図は、なんだか怪しいものを連想してしまいます。気張って購入してはなりません。私ですか? スマートですよ。デパートの男性下着売り場で「ふんどしは、ございますか?」と、さりげなく且つ簡潔に質問します。するとおねえさんは微笑んで、「ハイこちらに」と答えます。自然体、これがふんどしには似合います。スマートです。クールです。

    *余談ですが《みせふん》はO社の専売特許ではありません。同様に見えるものならインデアンや日本のきこり、雪国のまたぎなどもやっていました。なにを隠そう、私も家ではたまにやっているようです。先日もやや多めに飲酒して帰宅・入浴後、ごく自然にパジャマの上にバンドルして家族の前に登場したそうです。ついでにシャツは後ろ前だったとか・・・(人事みたいに言うのは、本人に当時の記憶がないからです)
    これも余計なことですが、デパートのお姉さん! イケ面の外人さんが来てPlease show me “HUNDOSHI”とかなんとか言われても、自分のを見せちゃあいけませんよ。


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    ふんどし考・・・③

    2013年4月

     ふんどしについての話も、すでに3回目となります。1回目がふんどしの優れた効能と治験呼びかけ。2回目 はなんと新聞に載っていた婦人用ふんどし、その名も「バンドルショーツ」の紹介。そしてピンクの桜柄のふん どしモデルおねえちゃんの写真に、私はよだれ、じゃなかった「憤怒し」たのでした。大体ですねえ「見せふ ん」ですとお?「バンドル」(ぶら下げる・垂らすという意味のフランス語だとか)ですとお? 正しいふんど しに失礼です。けしからんです! まあ、ふんどし姿のモデルのおねえさんは、ちょっと見てみたいですけど・・・。
     で、その3回目です。先日久々に所用で某デパートに出向いた際、「そうそう、ふんどしを買わねばならんのだった」と、男性下着売り場に行きました。お客がいなくて退屈そうなおねえさんに、声をかけました。
    「もしもし、こちらにふんどしは置いてありますか?」「あ、いらっしゃいませ。はい、ございますが、今こちらの売り場には置いてありませんので、はい、すぐに持ってまいります。あのー、色や柄はどのようにしましょう?」「ふんどしは白いものです」「いえ、その、赤とか柄物もありますが・・・」「正しいふんどしは白です。大体売り場に置いてないのは、何か不都合でもおありなの?」「いえ、別にそのようなことは・・・。あの、すぐに、すぐに持ってまいります」
     おねえさんごめんね。「柄物」と聞いて、私はまた「憤怒し」てしまいそうだったのよ。  程なくおねえさんは走って戻ってきました。「白」と言ってるのに、「赤」も持って。値段は300円近く値上がりして、840円なり。
    「だいたい赤や柄のふんどしなんて、買う人いるの?」「はい。そこそこに買っていかれます」「どんな人が買うの? いえね、以前妻にふんどしの買い物を頼んだことがありましてね、そのときふんどしを知らない店員さんに、ふんどしの形状を説明したら、『あーそれなら』と変態下着売り場に連れて行かれたと言って怒ってましたけど、その種類の人たちが買うの?」「いえ皆さん普通で、軽いノリで買われるようです」
    「軽いノリですと? 軽いノリでふんどしを着用するですとお?」なんて大声は出さず、私は穏やかに言いました。「あ、そうなの。私は家では着物か作務衣になるんで、白いふんどしが一番良いのです。と言うことで、白をくださいな」「はい。あのー、プレゼント用の袋とかがありますが、要りませんか?」「私が使うんですってば。そんなもん要りませんよ。適当に小さな袋に入れてくれたら、それで良いの」

     読者の皆様には「ふんどしが健康にいい」とお伝えしたいのですが、購入のたびにイライラするのは、あまり健康的ではありません。購入に際してはある程度の忍耐力と覚悟が必要なようです。ここが今回唯一のポイントでした。ということで、「どこが健康話やねん」と突っ込まれそうな、とっても役に立つ今号の健康話でした。

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    秋の熱中症話

    2012年10月

     熱中症は夏のものと思われがちですが、9月末に豊中市の小学校で、運動会の練習中の30人ほどの子どもが、熱中症で救急搬送されました。この騒ぎでは、本物の熱中症は2~3人で、あとは集団心理でおかしくなったのだと思います。しかし実際、涼しくなってからの熱中症はありうることでして、これは意外な落とし穴です。
     この「季まぐれ通信」は、毎年春夏のお彼岸時分に「不安定注意報」を出しておりますが、それは今頃がからだの大掛かりな衣替え作業期間にあたり、その間いろんな変化に対応できにくい状態が続くからです。動物の抜け毛や変態とは違い、人間の場合、外見上の変化はほとんど見られませんが、からだの深い部分では、静かに作業が行われています。体温に関しては熱を放散するようにセットされていたのが、少しずつ蓄熱モードに変わります。真夏ならば起きたらすぐに冷たいお茶を飲む人が、涼しい朝が何日か続くとあまり飲み物を飲まなくなります。うちの子どもも、ペットボトルを持ち歩かなくなりました。モード変換がすっかり済めばいいんでしょうが、作業の最中には、からだがちぐはぐな反応をしてしまうことがあります。今回の熱中症はよい例です。
     先日私は風呂場のシャワーのパッキン交換をしたのですが、まず水道の元栓を止めました。交換作業中に、家人が流しを使おうとしたら水は出ません。修理が済んで元栓を開けると、台所には水しぶき。「こらー!栓を開けたら閉めときなさい!」 トイレでは・・・「だっ誰だー!トイレはしばらく使うなといったでしょーが!」という具合です。からだのちぐはぐとは、こういうことです。変な例えですがお判り頂けたでしょうか?
    と言うことで皆様、今の時期はちぐはぐを前提に、ことを進めましょう。

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    小児鍼

    2012年7月

     前回がお灸の話だったので、今回は鍼のお話です。といっても、今回は赤ちゃんや小学生くらいまでの小児に施す『小児鍼』について述べます。
     一般に子どもには、凸凹のついたローラー状の鍼や、銀杏の葉っぱ様の板を親指の爪ほどに縮めたへラ状の鍼が使われます。子どものツボは、まだ「点」と言えるほど小さなポイントにまとまらず、「面」状態で皮膚にぼんやり広がっていると考えられています。したがって刺すより擦るほうが効果があるのです。
     どこを擦るかというと、症状によっていくつかの場所の指定はありますが、原則として「そこらあたり」と言いますか・・・手足や背中、ま、どこでもいいのです。子どもは「スリスリ」されるのが大好きです。子どもに限らず、人は病気や怪我をしたら苦しいですから、そんな状態から早く脱したいと思います。これは心だけでなくからだも同じで、じつは治るシステムは神様が用意してくれているのです。病気が長引いたり、なかなか治らなかったりするのは、そのシステムに何かトラブルが起こったからで、からだは治りたくてたまらないのに、システムにちょっとした何かが引っかかっていたりして、困っているのです。子どもにとって「スリスリ」は、その引っかかりを外すきっかけになることが多いのです。そのことをからだが知っているから、スリスリが好きなのです。基本的には、大人も同じです。どこかが痛いときは、自然にそこに手を当てるし、元気がない人には、誰かが背中に手を当ててスリスリしているでしょう?
     我が家では、一人がスリスリしてもらっていると、結局みなでスリ合いになります。ただ「スリスリして!」というのは恥ずかしいのか「背中カイカイして!」と言います。まだ全員が子どもなんでしょうか。

    *お子さんに「スリスリ」が必要な状況は、ほとんどの場合お母さんにも「スリスリ」が必要で、また母子どちらにもよく効きます。
    *またお子さんには私が「スリスリ」するより、お母さんがなさるのが一番です。なお一度「ムギュッ!」とハグしたあとに実施すると、たぶん効果があがるでしょう。
    *前号で、脚気の原因をビタミンB2と申しましたが、ビタミンB1の間違いでした。ここに訂正し、お詫びいたします。鴎外さんの笑い声が聞こえそうです。


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    海鼠(なまこ)

    2011年2月

     はい、唐突ですが、あのナマコでございます。「???」とお思いでしょうが、これが、『ひび・アカギレ・しもやけ等』に、あっと驚く効果があります。
     これはある患者さんからお聞きして、ずいぶん前に、まだ幼かったしもやけ息子に試したところ、しつこいしもやけが、あーら不思議不思議・・・、たった一晩ですっかり治ってしまいました。身内の一例だけでは「効果ありと」はとても言えません。他の人ではどうか・・・?多くの症例で試したいのですが、なんとその後、私がナマコを買って帰っても、しもやけ息子・しもぶくれ妻共に逃げ回って、症例を増やすことはできません。何人かの患者さんにも「治験」を依頼したのですが、「ふんどし」の際と同様、どなたも協力して下さいません。したがって、この欄に載せるには、も一つ信頼性に欠ける感があります。この点、今回はお許しください。
     色々調べてみますと、ナマコは古くから漢方薬として『滋養強壮薬・皮膚病薬』などとして使用されています。とくにその成分の一つサポニンには、強い防カビ作用があり、水虫薬として使われています。
    食材としても、同様に古い歴史があります。もみじおろしにポン酢が一般的ですが、中華料理では、一度乾燥したものが使用されるようです。また近年では、ナマコ石鹸・ナマコクリームも売れているとか・・・。(オー、鳥肌!!) 「原材料『ナマコ』」と記載し、3D写真でも載せたら、きっと売れないと思うのですが、それがネットでは結構売れているとか・・・。
    いえいえ、そんなことはどうでもいいから、どなたかナマコとふんどしの実験に協力して下さいな。
     

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     ケツ湯・・・その2 つぼ・・・【天宗・肩貞(てんそう・けんてい)】

    2009年9月


    やって来ました!ケツ湯の季節!
       昨年末の⑲号で『ケツ湯』のお話をしました。そのときは季節はずれでしたが、今こそ『ケツ湯』の季節です。腰より下、ほんの10cmほどの湯量で、チャプチャプするのです。それも極めてぬるい湯温ですみますので、経済的にも健康です。ただ何度もやってみてわかったことがあります。ぐったりするほどしんどい時に実施すると、涼しくはなるのですが、もうひとつ楽でないような気がするのです。先日理由を発見しました。浮力が少なすぎるのです。風呂の快感には、浮力が必要なようです。やはり「腰湯」位の湯量が、何回かに一回は欲しい気がします。
     たまにホテルで大きなバスタブに出会うと、貧乏性の私はお湯を少ししか溜められず、なんだかゆったり出来ません。きっとケツ湯の弱点と同じ理由です。先日ちょっといいホテルに泊まったとき(あのー、もちろんお一人様です)「そうだ!いっぱい溜めて、映画のシーンみたいにゆったり寝そべろう」…と実施したところ、足が広いタブの中を泳ぎ、お尻がすべり、「タッポン!」と仰向け潜水してしまいました。危なかったです。温泉にうるさい人がいますが、日頃の入浴も「湯船浅くとも、奥はなかなか深い」です。
     余談ですが、私は熱があるときには思いっきり暑い風呂に、震えながら(寒くて歯がガチガチいいます)入ります。5分ほど膝を抱えて暑さと寒さに耐えていると、「フッ!」と震えが止まり、お湯の中で汗が出てくるのを感じます。そこで速やかに湯船から出て水を被り、身体を拭きお粥を少しだけ食し、葛根湯などを飲み、熱い布団で寝て汗を思い切りかきます。これは体が本来持っているはずの「治る力」に登場してもらう療法で、ある程度の体力のあることが必要条件です。患者さんにはお勧めしておりません。安易に実行するには、これは結構危険な入浴法です。
     で、「で、どんな入浴を勧めるのよっ!」と聞かれたら、こう答えます。「好きにしてください」

    つぼ・・・【天宗・肩貞(てんそう・けんてい)】
     背中の後、肩甲骨のほぼ真ん中にあり、強く押さえると非常に痛いところがあります。それが「天宗」です。腕を体側につけたときに、脇の後にできるしわの上端あたりにあるのが「肩貞」です。体が硬い男の人でも、右手を顎の前まで持っていき、左手で肘を思いっきり後ろに引き寄せると、右手の指先で左の天宗に触ることが出来ます。背中が痒い時にする、あのポーズです。もう少し左に肩貞があります。
    どちらも五十肩の、特にうしろの痛みに使われますが、「天宗」のほうには、見逃してはいけない徴があります。あまり強く押さないのに、異常な痛みを訴える人の中には、胸(特に乳)に何らかの異常を持っている場合があるのです。
    「じつはチチの具合が悪いんです」と相談なさる女性は、時々はいらっしゃいますが、初診で「じつは乳の具合が悪いんです」とおっしゃる方は、そんなにありません。しかし「肩の凝りや痛みを訴え、その訴えをなかなか理解してもらえない」とおっしゃる方で、その場所を探すとここだったということは、ままあります。そんな時私は、初めて乳のことを聞きます。たいがいは乳腺の炎症かその下の大胸筋や小胸筋の張り(メンタルなことが原因の場合が多い)ですが、たまに婦人科受診を勧めることがあります。
    また、授乳中に出て欲しい乳が出ないときには、ここにお灸をするとけっこう効果があります。このようなときには、天宗は張っているものです。授乳が辛いお母さんがいたら、天宗や肩貞のあたりを、優しくほぐしてやってください。(出口が詰まって出ないときもあります。これは開通する必要がありますので病院へどうぞ)

    なおこれらのツボをどうにかすると、乳のサイズがどうのこうのするか?などと質問をなさる方がありますが、当方は関知せず、腕立て伏せを勧めています。


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     腕立て伏せ つぼ*・・・【《蘭尾》(らんび)】

    2008年

    《腕立て伏せ》  
    私は患者さんに、腕立て伏せを再三お勧めしていますが、多くの方から「できません」と言われます。できない方ややってはいけない方にはお勧めしません。床で全く体が浮かせないワニタイプの人は、床ではなく壁に手をついて実施すればよいのです。

    壁から腕の長さより少しだけ離れて直立し、そのまま両腕を前に伸ばし、壁に手をつき、2秒で腕を曲げ同じく2秒で腕を伸ばす。これを10回ほど行い、少しもしんどくなかったら、手を当てる位置を下げ、下げた同じ長さだけ足の位置を後ろにずらします。腰骨の高さより低い位置になれば、固定された机などの端に手をつきましょう。最後の一回を「ドッコーラショッ!」を言わなければいけないくらいが、適当な高さでしょう。コツは曲げる時にはできるだけ深く曲げ、伸ばす時にはできるだけ遠くまで伸ばすことです。それと、筋肉選手権ではありませんから、早く曲げ伸ばしして回数を稼ぐのではなく、ゆっくり動いた方が効果があります。
    効能は、肩こり(背中が丸くなるほど、壁を遠くまで押します)や胸こり(あるんです。心がもやもやする時なんかもこれです)を楽にするほか、負荷を強くすれば、肩や胸・腕に筋肉がつきます。振袖を切り取りたい女の方!腕が太くなる心配は無用です。筋肉がついてもあなたの腕の脂肪が減りますから、差し引き細くなります。手を重ねて行えば、より効果的です。うつ向き気味の方、あなたも少しずつですが、胸を張る実感が湧いてきます。 簡単な運動ですが、このようにたくさんの効能があります。是非挑戦してみてください。なお、壁に当てる手の位置をいきなり低くし過ぎたり、勢いをつけすぎたりすると、壁に顔をぶつけることになりますので、ご注意ください。こういうときの壁のことを、専門用語では「バカの壁」と申します。

    つぼ・・・《蘭尾》(らんび)
    1号でご紹介しました《三里》の2~3cm下、スネ骨の上方の出っ張りの外下で、押さえると「あっ!そこじゃ」と感じるところです。このつぼは虫垂部の痛みによく使われます。もちろん腹膜炎を起こしている虫垂炎などは対象になりませんが、出先で右下腹部が急に痛くなった時などには、お試し下さい。気をつけをしたときに中指が当たるところにある《風市》とセットでお使い下さい。少し痛めのハリがいいのですが、つめでウニウニするだけでもいいようです。私は40年前の手術痕が痛む時に、愛用しています。


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    タロイモ・サツマイモ

    2007年11月

     このお話は普段よくしているお話ですから、皆様の中には「これ聞いたことあるぞ」という方もおられるかと思いますが、まあ我慢してお読みください。
    ずーっと南のほうにパプアニューギニアという国があります。太平洋戦争末期には、激しく悲惨な戦闘があった島ですが、今では平和な常夏の国(でも治安は悪いらしい)です。内陸部では石器時代に近い生活を送る部族もいくらかあるとかないとか・・・。
    で、その方々は、芋を主食にしています。サツマイモやタロイモです。タロイモは里芋の一種です。あたり前かもしれませんが、原住民の体は実に筋骨隆々です。あたり前のようで、じつはこのことはミステリーです。現代スポーツ栄養学は筋骨隆々のために、筋肉トレーニングとたんぱく質の摂取をセットにしています。しかし彼らは、私たちほど肉を食さないのです。周りは海ですから、魚介類は豊富です。集落では豚も飼っています。なのに彼らはそれをたくさんは食べません。いくら肉体作業の多い生活とはいえ、その食事内容では、彼らの筋骨隆々を説明できないのです。(あのー・・・女性も大変美しいです)
    秘密は彼らの腸内細菌にあります。正義の味方「腸内細菌」が、イモなどに少しだけ含まれるたんぱく質・豊富なでんぷん質を基に、彼らの必要とする体を作ってくれるのです。こんな正義の味方ならば、誰もがほしいですね。ところがなーんと日本人のお腹の中は、最近までパプアニューギニアでした。最近と言っても、おそらく昭和30年代までです。もっと以前の終戦後のある日、進駐軍の将校がジープを止めて、通訳の日本人に聞きました。「あれは何だ?」 『あれ』は、ありふれた立派な「トグロウンコ」でした。通訳がいぶかしげに「誰かが野グソたれたんでしょ。衛生面から注意しときましょう」と言うと、将校は「馬鹿言え。人間があんな巨大なをウンコをたれるか!この付近にあんな巨大ウンコをするような、そんな生物が見当たらんから、聞いとるんだ!」・・・お分かりでしょうか?贅沢な食事をすると、正しいウンコは出にくくなります。当時の日本人は米もほかの食料も十分には無く、芋や雑穀をかなりの割合で食べていました。将校は正しいウンコを知らなかったのです。正しいウンコ⇔正義の味方菌→美しい体・・・です。
    今の日本人のお腹は贅沢になり、効率の良い食べ物や多くの薬のために、正義の味方細菌が住みにくくなっています。季節や良し!芋を食しましょう。
    * 文中、品のない表現がありますが、私がこう表現したのではありません。昔、私がお世話になった生理学の教授の言葉を、できるだけ記憶どおりに再現したら、こうなってしまいました。ご容赦ください。
    * パプアニューギニアの方が見ておられましたら、申し訳ありません。お気を悪くなさらないでください。
    * 芋を食したからといって、すぐに腸内細菌バランスが良くなるわけではありません。増えることをすぐに、そして確実に実感できるのは、筋肉量ではなく放屁量です。そのあたり、十分気をつけましょう。私は放屁の責任は取れませんので、悪しからず!


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    気まぐれ通信などを一部修正しました

    2013/07/20

    気まぐれ通信などを一部修正しました

    休診などのお知らせを更新しました


    2013/07/9

    気まぐれ通信などを一部修正しました

    休診などのお知らせを更新しました


    2013/07/3

    気まぐれ通信などを一部修正しました

    休診などのお知らせを更新しました


    2013/06/25

    気まぐれ通信・健康話しなどのバックナンバーと新作を追加更新しました


    2013/06/24

    気まぐれ通信・健康話しなどの昔の分を追加更新しました


    2013/04/24

    ゴールデンウィークのお知らせ。

    4月27日(土)・29日(月)と30日(火)~5月4日(土)は開けております。

    4月28日(日)・5月4日午後・5日(日)・6日(月) はお休みです。


    2013/04/10

    メールフォームを設置しました。

    お気軽にご連絡下さい。


    2013/01/23


    2013/01/07

    1


    2013/01/04

    新年明けましておめでとうございます。

    本日より通常通り開院しております。

    ご来院の際にはお電話での連絡をお願いいたします。


    2012/12/11

    日曜・祝日については、電話でご確認ください。


    2012/12/10

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    ごあいさつ


     当院は大阪府吹田市の江坂にて、平成4年に開業いたしました。
    それはついこの間のような気がしますが、当時と今では患者さんや私ども鍼灸院を取り巻く環境が、ずいぶん変わりました。パソコンには疎い私でしたが、各方面の方々からの指摘を受け、ホームページの必要性を感じるようになりました。
     そこで、もともと当院で気まぐれに発行しておりました《季まぐれ通信》と、お知らせを中心にこのホームページを作ることにしました。

     ここにはあまり「こうしたら治りました」というようなことは書いてありません。私自身もそうですが、鍼灸の治療所に行くには結構勇気がいるものかもしれません。このホームページで私がどんな人間かを想像し、治療所選びの参考にして頂ければ幸いです。

     たいへん生意気な書き方ですが、「こんなとき、どうしたらいいのだろう?」という疑問の答え、またツボなどを詳しく調べるには、ネット上に良いサイトがあります。症状や病名、ツボの名前などで検索してみてください。

    なおこのホームページ中の《健康話》のコーナーに、少しだけお役に立つかもしれない健康情報が載っています。よろしければお読みください。

     *診療のご予約は電話でお願いします。
    TEL:06-6369-0839

     *お問い合わせやご意見は、下記のメールフォームもご利用ください。
     なお悪戯予防のため、必須項目を設けております。ご了承ください。


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    inserted by FC2 system ��フランス語だそうで、「ななふん」はなんだか知りませんが、そんなことどうでもよろしい。古くて男っぽくて、「フンッ!!」それのどこが悪いのよ?
    確かに私は様々な科学的な根拠から、男性だけでなく女性にも《ふんどし》をお勧めしています。お勧めはしますが、なんぼ着用されてもですね、ここまで来るともう《ふんどし》ではありません。ふんどしの正しい普及を望んでやみません。そのために、まず日本男児よ、がんばれ!!
    もっとも、皆さんが思いつめた顔で褌を購入する図は、なんだか怪しいものを連想してしまいます。気張って購入してはなりません。私ですか? スマートですよ。デパートの男性下着売り場で「ふんどしは、ございますか?」と、さりげなく且つ簡潔に質問します。するとおねえさんは微笑んで、「ハイこちらに」と答えます。自然体、これがふんどしには似合います。スマートです。クールです。

    *余談ですが《みせふん》はO社の専売特許ではありません。同様に見えるものならインデアンや日本のきこり、雪国のまたぎなどもやっていました。なにを隠そう、私も家ではたまにやっているようです。先日もやや多めに飲酒して帰宅・入浴後、ごく自然にパジャマの上にバンドルして家族の前に登場したそうです。ついでにシャツは後ろ前だったとか・・・(人事みたいに言うのは、本人に当時の記憶がないからです)
    これも余計なことですが、デパートのお姉さん! イケ面の外人さんが来てPlease show me “HUNDOSHI”とかなんとか言われても、自分のを見せちゃあいけませんよ。


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    ふんどし考・・・③

    2013年4月

     ふんどしについての話も、すでに3回目となります。1回目がふんどしの優れた効能と治験呼びかけ。2回目 はなんと新聞に載っていた婦人用ふんどし、その名も「バンドルショーツ」の紹介。そしてピンクの桜柄のふん どしモデルおねえちゃんの写真に、私はよだれ、じゃなかった「憤怒し」たのでした。大体ですねえ「見せふ ん」ですとお?「バンドル」(ぶら下げる・垂らすという意味のフランス語だとか)ですとお? 正しいふんど しに失礼です。けしからんです! まあ、ふんどし姿のモデルのおねえさんは、ちょっと見てみたいですけど・・・。
     で、その3回目です。先日久々に所用で某デパートに出向いた際、「そうそう、ふんどしを買わねばならんのだった」と、男性下着売り場に行きました。お客がいなくて退屈そうなおねえさんに、声をかけました。
    「もしもし、こちらにふんどしは置いてありますか?」「あ、いらっしゃいませ。はい、ございますが、今こちらの売り場には置いてありませんので、はい、すぐに持ってまいります。あのー、色や柄はどのようにしましょう?」「ふんどしは白いものです」「いえ、その、赤とか柄物もありますが・・・」「正しいふんどしは白です。大体売り場に置いてないのは、何か不都合でもおありなの?」「いえ、別にそのようなことは・・・。あの、すぐに、すぐに持ってまいります」
     おねえさんごめんね。「柄物」と聞いて、私はまた「憤怒し」てしまいそうだったのよ。  程なくおねえさんは走って戻ってきました。「白」と言ってるのに、「赤」も持って。値段は300円近く値上がりして、840円なり。
    「だいたい赤や柄のふんどしなんて、買う人いるの?」「はい。そこそこに買っていかれます」「どんな人が買うの? いえね、以前妻にふんどしの買い物を頼んだことがありましてね、そのときふんどしを知らない店員さんに、ふんどしの形状を説明したら、『あーそれなら』と変態下着売り場に連れて行かれたと言って怒ってましたけど、その種類の人たちが買うの?」「いえ皆さん普通で、軽いノリで買われるようです」
    「軽いノリですと? 軽いノリでふんどしを着用するですとお?」なんて大声は出さず、私は穏やかに言いました。「あ、そうなの。私は家では着物か作務衣になるんで、白いふんどしが一番良いのです。と言うことで、白をくださいな」「はい。あのー、プレゼント用の袋とかがありますが、要りませんか?」「私が使うんですってば。そんなもん要りませんよ。適当に小さな袋に入れてくれたら、それで良いの」

     読者の皆様には「ふんどしが健康にいい」とお伝えしたいのですが、購入のたびにイライラするのは、あまり健康的ではありません。購入に際してはある程度の忍耐力と覚悟が必要なようです。ここが今回唯一のポイントでした。ということで、「どこが健康話やねん」と突っ込まれそうな、とっても役に立つ今号の健康話でした。

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    秋の熱中症話

    2012年10月

     熱中症は夏のものと思われがちですが、9月末に豊中市の小学校で、運動会の練習中の30人ほどの子どもが、熱中症で救急搬送されました。この騒ぎでは、本物の熱中症は2~3人で、あとは集団心理でおかしくなったのだと思います。しかし実際、涼しくなってからの熱中症はありうることでして、これは意外な落とし穴です。
     この「季まぐれ通信」は、毎年春夏のお彼岸時分に「不安定注意報」を出しておりますが、それは今頃がからだの大掛かりな衣替え作業期間にあたり、その間いろんな変化に対応できにくい状態が続くからです。動物の抜け毛や変態とは違い、人間の場合、外見上の変化はほとんど見られませんが、からだの深い部分では、静かに作業が行われています。体温に関しては熱を放散するようにセットされていたのが、少しずつ蓄熱モードに変わります。真夏ならば起きたらすぐに冷たいお茶を飲む人が、涼しい朝が何日か続くとあまり飲み物を飲まなくなります。うちの子どもも、ペットボトルを持ち歩かなくなりました。モード変換がすっかり済めばいいんでしょうが、作業の最中には、からだがちぐはぐな反応をしてしまうことがあります。今回の熱中症はよい例です。
     先日私は風呂場のシャワーのパッキン交換をしたのですが、まず水道の元栓を止めました。交換作業中に、家人が流しを使おうとしたら水は出ません。修理が済んで元栓を開けると、台所には水しぶき。「こらー!栓を開けたら閉めときなさい!」 トイレでは・・・「だっ誰だー!トイレはしばらく使うなといったでしょーが!」という具合です。からだのちぐはぐとは、こういうことです。変な例えですがお判り頂けたでしょうか?
    と言うことで皆様、今の時期はちぐはぐを前提に、ことを進めましょう。

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    小児鍼

    2012年7月

     前回がお灸の話だったので、今回は鍼のお話です。といっても、今回は赤ちゃんや小学生くらいまでの小児に施す『小児鍼』について述べます。
     一般に子どもには、凸凹のついたローラー状の鍼や、銀杏の葉っぱ様の板を親指の爪ほどに縮めたへラ状の鍼が使われます。子どものツボは、まだ「点」と言えるほど小さなポイントにまとまらず、「面」状態で皮膚にぼんやり広がっていると考えられています。したがって刺すより擦るほうが効果があるのです。
     どこを擦るかというと、症状によっていくつかの場所の指定はありますが、原則として「そこらあたり」と言いますか・・・手足や背中、ま、どこでもいいのです。子どもは「スリスリ」されるのが大好きです。子どもに限らず、人は病気や怪我をしたら苦しいですから、そんな状態から早く脱したいと思います。これは心だけでなくからだも同じで、じつは治るシステムは神様が用意してくれているのです。病気が長引いたり、なかなか治らなかったりするのは、そのシステムに何かトラブルが起こったからで、からだは治りたくてたまらないのに、システムにちょっとした何かが引っかかっていたりして、困っているのです。子どもにとって「スリスリ」は、その引っかかりを外すきっかけになることが多いのです。そのことをからだが知っているから、スリスリが好きなのです。基本的には、大人も同じです。どこかが痛いときは、自然にそこに手を当てるし、元気がない人には、誰かが背中に手を当ててスリスリしているでしょう?
     我が家では、一人がスリスリしてもらっていると、結局みなでスリ合いになります。ただ「スリスリして!」というのは恥ずかしいのか「背中カイカイして!」と言います。まだ全員が子どもなんでしょうか。

    *お子さんに「スリスリ」が必要な状況は、ほとんどの場合お母さんにも「スリスリ」が必要で、また母子どちらにもよく効きます。
    *またお子さんには私が「スリスリ」するより、お母さんがなさるのが一番です。なお一度「ムギュッ!」とハグしたあとに実施すると、たぶん効果があがるでしょう。
    *前号で、脚気の原因をビタミンB2と申しましたが、ビタミンB1の間違いでした。ここに訂正し、お詫びいたします。鴎外さんの笑い声が聞こえそうです。


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    海鼠(なまこ)

    2011年2月

     はい、唐突ですが、あのナマコでございます。「???」とお思いでしょうが、これが、『ひび・アカギレ・しもやけ等』に、あっと驚く効果があります。
     これはある患者さんからお聞きして、ずいぶん前に、まだ幼かったしもやけ息子に試したところ、しつこいしもやけが、あーら不思議不思議・・・、たった一晩ですっかり治ってしまいました。身内の一例だけでは「効果ありと」はとても言えません。他の人ではどうか・・・?多くの症例で試したいのですが、なんとその後、私がナマコを買って帰っても、しもやけ息子・しもぶくれ妻共に逃げ回って、症例を増やすことはできません。何人かの患者さんにも「治験」を依頼したのですが、「ふんどし」の際と同様、どなたも協力して下さいません。したがって、この欄に載せるには、も一つ信頼性に欠ける感があります。この点、今回はお許しください。
     色々調べてみますと、ナマコは古くから漢方薬として『滋養強壮薬・皮膚病薬』などとして使用されています。とくにその成分の一つサポニンには、強い防カビ作用があり、水虫薬として使われています。
    食材としても、同様に古い歴史があります。もみじおろしにポン酢が一般的ですが、中華料理では、一度乾燥したものが使用されるようです。また近年では、ナマコ石鹸・ナマコクリームも売れているとか・・・。(オー、鳥肌!!) 「原材料『ナマコ』」と記載し、3D写真でも載せたら、きっと売れないと思うのですが、それがネットでは結構売れているとか・・・。
    いえいえ、そんなことはどうでもいいから、どなたかナマコとふんどしの実験に協力して下さいな。
     

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     ケツ湯・・・その2 つぼ・・・【天宗・肩貞(てんそう・けんてい)】

    2009年9月


    やって来ました!ケツ湯の季節!
       昨年末の⑲号で『ケツ湯』のお話をしました。そのときは季節はずれでしたが、今こそ『ケツ湯』の季節です。腰より下、ほんの10cmほどの湯量で、チャプチャプするのです。それも極めてぬるい湯温ですみますので、経済的にも健康です。ただ何度もやってみてわかったことがあります。ぐったりするほどしんどい時に実施すると、涼しくはなるのですが、もうひとつ楽でないような気がするのです。先日理由を発見しました。浮力が少なすぎるのです。風呂の快感には、浮力が必要なようです。やはり「腰湯」位の湯量が、何回かに一回は欲しい気がします。
     たまにホテルで大きなバスタブに出会うと、貧乏性の私はお湯を少ししか溜められず、なんだかゆったり出来ません。きっとケツ湯の弱点と同じ理由です。先日ちょっといいホテルに泊まったとき(あのー、もちろんお一人様です)「そうだ!いっぱい溜めて、映画のシーンみたいにゆったり寝そべろう」…と実施したところ、足が広いタブの中を泳ぎ、お尻がすべり、「タッポン!」と仰向け潜水してしまいました。危なかったです。温泉にうるさい人がいますが、日頃の入浴も「湯船浅くとも、奥はなかなか深い」です。
     余談ですが、私は熱があるときには思いっきり暑い風呂に、震えながら(寒くて歯がガチガチいいます)入ります。5分ほど膝を抱えて暑さと寒さに耐えていると、「フッ!」と震えが止まり、お湯の中で汗が出てくるのを感じます。そこで速やかに湯船から出て水を被り、身体を拭きお粥を少しだけ食し、葛根湯などを飲み、熱い布団で寝て汗を思い切りかきます。これは体が本来持っているはずの「治る力」に登場してもらう療法で、ある程度の体力のあることが必要条件です。患者さんにはお勧めしておりません。安易に実行するには、これは結構危険な入浴法です。
     で、「で、どんな入浴を勧めるのよっ!」と聞かれたら、こう答えます。「好きにしてください」

    つぼ・・・【天宗・肩貞(てんそう・けんてい)】
     背中の後、肩甲骨のほぼ真ん中にあり、強く押さえると非常に痛いところがあります。それが「天宗」です。腕を体側につけたときに、脇の後にできるしわの上端あたりにあるのが「肩貞」です。体が硬い男の人でも、右手を顎の前まで持っていき、左手で肘を思いっきり後ろに引き寄せると、右手の指先で左の天宗に触ることが出来ます。背中が痒い時にする、あのポーズです。もう少し左に肩貞があります。
    どちらも五十肩の、特にうしろの痛みに使われますが、「天宗」のほうには、見逃してはいけない徴があります。あまり強く押さないのに、異常な痛みを訴える人の中には、胸(特に乳)に何らかの異常を持っている場合があるのです。
    「じつはチチの具合が悪いんです」と相談なさる女性は、時々はいらっしゃいますが、初診で「じつは乳の具合が悪いんです」とおっしゃる方は、そんなにありません。しかし「肩の凝りや痛みを訴え、その訴えをなかなか理解してもらえない」とおっしゃる方で、その場所を探すとここだったということは、ままあります。そんな時私は、初めて乳のことを聞きます。たいがいは乳腺の炎症かその下の大胸筋や小胸筋の張り(メンタルなことが原因の場合が多い)ですが、たまに婦人科受診を勧めることがあります。
    また、授乳中に出て欲しい乳が出ないときには、ここにお灸をするとけっこう効果があります。このようなときには、天宗は張っているものです。授乳が辛いお母さんがいたら、天宗や肩貞のあたりを、優しくほぐしてやってください。(出口が詰まって出ないときもあります。これは開通する必要がありますので病院へどうぞ)

    なおこれらのツボをどうにかすると、乳のサイズがどうのこうのするか?などと質問をなさる方がありますが、当方は関知せず、腕立て伏せを勧めています。


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     腕立て伏せ つぼ*・・・【《蘭尾》(らんび)】

    2008年


    つぼ・・・【天宗・肩貞(てんそう・けんてい)】
     背中の後、肩甲骨のほぼ真ん中にあり、強く押さえると非常に痛いところがあります。それが「天宗」です。腕を体側につけたときに、脇の後にできるしわの上端あたりにあるのが「肩貞」です。体が硬い男の人でも、右手を顎の前まで持っていき、左手で肘を思いっきり後ろに引き寄せると、右手の指先で左の天宗に触ることが出来ます。背中が痒い時にする、あのポーズです。もう少し左に肩貞があります。
    どちらも五十肩の、特にうしろの痛みに使われますが、「天宗」のほうには、見逃してはいけない徴があります。あまり強く押さないのに、異常な痛みを訴える人の中には、胸(特に乳)に何らかの異常を持っている場合があるのです。
    「じつはチチの具合が悪いんです」と相談なさる女性は、時々はいらっしゃいますが、初診で「じつは乳の具合が悪いんです」とおっしゃる方は、そんなにありません。しかし「肩の凝りや痛みを訴え、その訴えをなかなか理解してもらえない」とおっしゃる方で、その場所を探すとここだったということは、ままあります。そんな時私は、初めて乳のことを聞きます。たいがいは乳腺の炎症かその下の大胸筋や小胸筋の張り(メンタルなことが原因の場合が多い)ですが、たまに婦人科受診を勧めることがあります。
    また、授乳中に出て欲しい乳が出ないときには、ここにお灸をするとけっこう効果があります。このようなときには、天宗は張っているものです。授乳が辛いお母さんがいたら、天宗や肩貞のあたりを、優しくほぐしてやってください。(出口が詰まって出ないときもあります。これは開通する必要がありますので病院へどうぞ)
    なおこれらのツボをどうにかすると、乳のサイズがどうのこうのするか?などと質問をなさる方がありますが、当方は関知せず、腕立て伏せを勧めています。


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    《腕立て伏せ》  
    私は患者さんに、腕立て伏せを再三お勧めしていますが、多くの方から「できません」と言われます。できない方ややってはいけない方にはお勧めしません。床で全く体が浮かせないワニタイプの人は、床ではなく壁に手をついて実施すればよいのです。

    壁から腕の長さより少しだけ離れて直立し、そのまま両腕を前に伸ばし、壁に手をつき、2秒で腕を曲げ同じく2秒で腕を伸ばす。これを10回ほど行い、少しもしんどくなかったら、手を当てる位置を下げ、下げた同じ長さだけ足の位置を後ろにずらします。腰骨の高さより低い位置になれば、固定された机などの端に手をつきましょう。最後の一回を「ドッコーラショッ!」を言わなければいけないくらいが、適当な高さでしょう。コツは曲げる時にはできるだけ深く曲げ、伸ばす時にはできるだけ遠くまで伸ばすことです。それと、筋肉選手権ではありませんから、早く曲げ伸ばしして回数を稼ぐのではなく、ゆっくり動いた方が効果があります。



    効能は、肩こり(背中が丸くなるほど、壁を遠くまで押します)や胸こり(あるんです。心がもやもやする時なんかもこれです)を楽にするほか、負荷を強くすれば、肩や胸・腕に筋肉がつきます。振袖を切り取りたい女の方!腕が太くなる心配は無用です。筋肉がついてもあなたの腕の脂肪が減りますから、差し引き細くなります。手を重ねて行えば、より効果的です。うつ向き気味の方、あなたも少しずつですが、胸を張る実感が湧いてきます。 簡単な運動ですが、このようにたくさんの効能があります。是非挑戦してみてください。なお、壁に当てる手の位置をいきなり低くし過ぎたり、勢いをつけすぎたりすると、壁に顔をぶつけることになりますので、ご注意ください。こういうときの壁のことを、専門用語では「バカの壁」と申します。
    つぼ・・・《蘭尾》(らんび)
    1号でご紹介しました《三里》の2~3cm下、スネ骨の上方の出っ張りの外下で、押さえると「あっ!そこじゃ」と感じるところです。このつぼは虫垂部の痛みによく使われます。もちろん腹膜炎を起こしている虫垂炎などは対象になりませんが、出先で右下腹部が急に痛くなった時などには、お試し下さい。気をつけをしたときに中指が当たるところにある《風市》とセットでお使い下さい。少し痛めのハリがいいのですが、つめでウニウニするだけでもいいようです。私は40年前の手術痕が痛む時に、愛用しています。


    タロイモ・サツマイモ

    2007年11月

     このお話は普段よくしているお話ですから、皆様の中には「これ聞いたことあるぞ」という方もおられるかと思いますが、まあ我慢してお読みください。
    ずーっと南のほうにパプアニューギニアという国があります。太平洋戦争末期には、激しく悲惨な戦闘があった島ですが、今では平和な常夏の国(でも治安は悪いらしい)です。内陸部では石器時代に近い生活を送る部族もいくらかあるとかないとか・・・。
    で、その方々は、芋を主食にしています。サツマイモやタロイモです。タロイモは里芋の一種です。あたり前かもしれませんが、原住民の体は実に筋骨隆々です。あたり前のようで、じつはこのことはミステリーです。現代スポーツ栄養学は筋骨隆々のために、筋肉トレーニングとたんぱく質の摂取をセットにしています。しかし彼らは、私たちほど肉を食さないのです。周りは海ですから、魚介類は豊富です。集落では豚も飼っています。なのに彼らはそれをたくさんは食べません。いくら肉体作業の多い生活とはいえ、その食事内容では、彼らの筋骨隆々を説明できないのです。(あのー・・・女性も大変美しいです)
    秘密は彼らの腸内細菌にあります。正義の味方「腸内細菌」が、イモなどに少しだけ含まれるたんぱく質・豊富なでんぷん質を基に、彼らの必要とする体を作ってくれるのです。こんな正義の味方ならば、誰もがほしいですね。ところがなーんと日本人のお腹の中は、最近までパプアニューギニアでした。最近と言っても、おそらく昭和30年代までです。もっと以前の終戦後のある日、進駐軍の将校がジープを止めて、通訳の日本人に聞きました。「あれは何だ?」 『あれ』は、ありふれた立派な「トグロウンコ」でした。通訳がいぶかしげに「誰かが野グソたれたんでしょ。衛生面から注意しときましょう」と言うと、将校は「馬鹿言え。人間があんな巨大なをウンコをたれるか!この付近にあんな巨大ウンコをするような、そんな生物が見当たらんから、聞いとるんだ!」・・・お分かりでしょうか?贅沢な食事をすると、正しいウンコは出にくくなります。当時の日本人は米もほかの食料も十分には無く、芋や雑穀をかなりの割合で食べていました。将校は正しいウンコを知らなかったのです。正しいウンコ⇔正義の味方菌→美しい体・・・です。
    今の日本人のお腹は贅沢になり、効率の良い食べ物や多くの薬のために、正義の味方細菌が住みにくくなっています。季節や良し!芋を食しましょう。
    * 文中、品のない表現がありますが、私がこう表現したのではありません。昔、私がお世話になった生理学の教授の言葉を、できるだけ記憶どおりに再現したら、こうなってしまいました。ご容赦ください。
    * パプアニューギニアの方が見ておられましたら、申し訳ありません。お気を悪くなさらないでください。
    * 芋を食したからといって、すぐに腸内細菌バランスが良くなるわけではありません。増えることをすぐに、そして確実に実感できるのは、筋肉量ではなく放屁量です。そのあたり、十分気をつけましょう。私は放屁の責任は取れませんので、悪しからず!


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